国際フォーラム終了のご報告と参加のお礼
7月31日(日)に、東京・皇居前のパレスホテルで約200名の参加者を集めたアンデルセン生誕200年記念国際フォーラムが行われました。
最初にデンマーク・アンデルセン博物館アイナ・アスクゴー館長による基調講演が行われました。
アスクゴーさんにとっては、今年2月にJBBY(日本国際児童図書評議会)とアジア事務局の共催で行われた講演に続いて日本で二度目の講演であり、アンデルセンの生涯にまつわるお話を中心に、とても興味深いお話を聞くことができました。
また、パネリストとして招かれたデンマークの絵本作家ピア・クロイハ・ラッカさん、イギリスの絵本作家バーナデット・ワッツさん、日本の童話作家角野栄子さん、中国でアンデルセン生誕200年記念事業を展開した上海三智文化伝播有限公司から季小弟さん、韓国でアンデルセン生誕200年記念『アンデルセンの絵本シリーズ』を出版したハンリム出版社から咸基萬さん、同書の日本語オリジナル版を出版した小学館から桑原勝明さんによる国際シンポジウムが行われました。
各国のパネリストが発表をおこなったあとで、アンデルセン生誕200年アジア事務局長により、佐々木マキさんが若い頃に作られた手作り絵本の復刻版『私家版 アンデルセン・絵のない絵本』が発表者全員に、また日本、中国、韓国、台湾で出版された『アンデルセンの絵本シリーズ』全45冊がデンマーク・アンデルセン博物館に寄贈されました。
シンポジウムの後で、ラッカさん、ワッツさん、角野さんに加え、日本の絵本作家である太田大八さんと西巻茅子さんを迎えてサイン会が行われました。
その後レセプションが行われ、和やかな雰囲気の中で来場者の皆さんとパネリストが会話を楽しみました。
当日は、記念フォーラムにあわせてパレスホテルで8月1日から開催される「アンデルセンの世界」展の内覧会にも、多くの皆さんがいらっしゃいました。
ご来場くださった皆様に、重ねてお礼を申し上げます。 どうもありがとうございました。
|